転職未経験!40代後半での転職は厳しい!?40代後半プログラマーが転職してみた。

2025年7月12日土曜日

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転職未経験!40代後半での転職は厳しい!?40代後半プログラマーが転職してみた。

ブログの更新頻度が著しく下がった本年(2025年)。
実は、1月から転職活動をしていた。
40代後半のプログラマーが本気で転職を考え、実行してみた結果をここに記す。

こんな人にオススメ

    40代後半・・・

  • 転職すべきか?
  • もう遅いんじゃないか?
  • 転職ってどんな感じ?

転職のキッカケ

現職でも、それなりに給与UPしていただいているのだが、暮らしが楽になっている感覚は



全く無い



なぜだー!?😱


殺す気か!?
ってくらい冬場の光熱費があがり、じわじわと真綿で首を絞められるかのような物価上昇、給与アップの恩恵は見事に打ち消されているのであった。
むしろ家計は


赤字


それもそのはず、給与がUPしてるとはいえ、

47歳の平均年収


具体的な年収を披露する勇気は無いが、
こちらの平均年収の下限を下回っているとだけは言っておこう。

最近は2人の子供たちも成長し、沢山食べるようになり、これから中学、高校、大学と進学していくにつれて、さらにお金もかかるようになる。

すでにギリギリの生活なので、今後の微々たる昇給では、もはや焼け石に水。
近いうちに、


家計が破綻する。


そんなボクを見かねて、心ある友人が転職を勧めてくれた。



「転職!?」



言われてみてハッとしたが、・・・う~ん。

今の会社には長くお世話になっており、居心地はすこぶる良い。
できれば定年まで働きたいと考えていたので、あまり考えたくはない選択肢であった。

また、これまで転職に踏み切れなかったのには、他にも理由がある。
大きな理由の一つとしては、ステータス不足である。
ボクは家庭の事情で大学を中途退学しており、最終学歴は高卒。
余談だが、さらっと見て回った企業のキャリア採用申し込みフォームに大学中退の選択肢は


無い。


「入学」か「卒業」のみ

All or Nothing だ。
中退は高卒と同じ扱いなのかと切なくなる。

そして更には、転職に有利な資格も有していない。
なので、

そのような自分が転職しても、たいした成果は得られないだろう

と考えていた。

ただ、様々考えるうちに、果たして現在のボクの年収は、本当に自分の働きぶりに見合った額なのだろうか?と疑問を抱くようになった。
また、40代後半ということで、転職するには、ほぼラストチャンスなのではないか?
そして、それよりもなによりも・・・

そもそも、このまま今の会社で働いていても、



家族を養えない



という、すでに選択の余地が残されていない状況に置かれていることを改めて悟った。

社長にもっと給料あげてくれ!といったところで、すぐにドカンと上がるわけもない。
また、新入社員も入らなくなって久しく、平均年齢も高くなり、会社の将来性にも一抹の不安を感じていた。

ならば、ダメ元で


転職活動してみよう


との結論に至り、妻にも相談のうえ、重い腰を上げてみた。
転職活動は結果が出るまで秘密裏に進めるもの。
もし年収UPが見込めないなら、今まで通り現在の会社で頑張るというだけの話だ。

転職エージェントに登録

転職って、誰に訊けばいいの?
転職初心者のボクに、転職のノウハウがあるはずもない。
履歴書や職務経歴書を用意することにもなるが、書類選考を通るためには、やはり


「書き方」が大切


らしい。面接対策だって必要だ。

そんな転職のイロハを手取り足取り教えてくれる転職エージェントを利用するのが一般的なようだ。
しかも、ありがたいことに、


無料だ。


と言うわけで、大手転職エージェントに登録してみた。
すると翌日には、転職エージェントから電話がかかってきた。
登録の御礼と転職に対する気持ちや状況を教えてほしいという旨の電話だった。
しかし、


今は職場


職場で「転職考えてるんだよねー」とか、「今の給料安くてー・・・」なんて話しができるわけもないので、休日にかけなおしてもらうことにした。
転職エージェントは、土日祝日も対応してくれるのでありがたい。
後日、さっそく転職エージェントから連絡があった。

先の電話の人ではなく、キャリアアドバイザーなる人からの連絡だった。
どうやらこの方が転職をサポートをしてくれる人のようで、吉沢亮似のイケメンだった。

まず訊かれたのは、転職を考えた理由や気持ちだった。
当時はそれほど良い転職先がみつかるとはあまり期待していなかったので、

「まぁ~、もし希望に合った会社があればすぐにでも転職したいけど・・・」

と、一歩ひいた回答をしていた。

転職理由は前述の通り、現職での収入面や会社の将来性に不安を抱えている点だが、これを企業との面接で語る場合、あまりネガティブにならない表現で伝えるべきとアドバイスくれた。
要は、会社に不安があって転職を考えたにしても、その判断に至るまで自身にできる努力をどのように重ね、会社に貢献してきたかを述べると良いようだ。

続いて、簡単に職歴と現職の仕事状況を伝えると、十分、転職で年収アップを狙えますよ!と励ましてくれた。

その気にさせるのがお上手だ。
他にも、転職について様々教えてくれたが、ところどころ、ちょっと何言ってんのか意味不明だった・・・

SIer、SES?(用語解説

商流が深い、浅い?(用語解説

知らない単語がポンポン出てきた。
あまり興味関心を持たなかったためか、自分の今いる業界のことをよく解っていなかった。
いろいろと勉強になった。

履歴書、職務経歴書の作成

キャリアアドバイザーとの面談後、履歴書と職務経歴書を書いてくださいと、テンプレートのファイルが送られてきた。


今やじゃないのね💦


と関心しながら書き始めてみると、これがなかなかの難行苦行
ここ数年の職務経歴はなんとか思い出して書けたものの、10~20年前あたりとなるともうかなり


記憶が曖昧


若いころは、短期の案件も点々としていたので、ほぼほぼ思い出せない案件もあった。
いかん!思い出せん・・・これは、


永遠に終わらん


やむを得ず、思い出せる範囲で纏めていった。
今振り返ると、転職活動の中で一番しんどかったのは、この作業だったと言っても過言ではない。

ようやく経歴が書けたと思ったら、次の難関は自己PR
自分で自分の良いところを宣伝するのは照れくさいし、そもそも自分のアピールポイントを探してみても、なかなか見つからないものだ。

それでもなんとか日々の業務を思い出しながら3点ほど絞り出してみた。
読み返してみると、やはり


照れる


と同時に、

これがPR?
こんな事、大したことじゃないだろっ
と、冷静にツッコむもう一人の自分がいる。

消しては書き直し、またツッコんでは消して書き直しを繰り返した。
紙だったら、職務経歴書はボロボロになっていたことだろう。

そうして疲れ果てた時、「もうこれでええじゃないか・・・」と言い聞かせる、さらにもう一人の自分が現れた。
妥協なのか、諦めなのか、いや、自信を持て、ということにでもしておこうか。

こうして、1週間、寝る間を削って纏めあげた履歴書と職務経歴書をキャリアアドバイザーに送付し、2回目の面談を受けた。

「拝見しました!
 すごい細かく書いてありますね。大変じゃなかったですか!?」

まずは激しく労われた。

そして、

「まったく問題無いです!」
と絶賛された後、少々アドバイスをいただいた。

ボク、今の会社に勤めて20余年になるのだが、会社都合で社名が2度変わっており、2度転職したような内容になっていたのだ。
ここは会社都合による新会社への切り替えなので、会社都合である旨を明記した方が、同じ会社に20年貢献してきた事を伝えることができる。とのことだった。

また、企業の担当者は忙しい中で書類に目を通すので、職務経歴は新しい経歴から順に書いた方が良い、とのことだった。


目から鱗


最後に、日頃仕事で心掛けていることをヒアリングされたかと思うと、それを元に立派な自己PRを1つ追加してくれた。聞き取った話を元に追加した内容なので、嘘や捏造ではない

第三者に客観的に評価してもらうことで、自分では気づけなかったアピールポイントに気づかせてもらえることも、転職エージェントを利用するメリットかと思った。

紹介された企業へ応募

こうして完成した履歴書と職務経歴書を元に、ボクのスキルや希望に沿った企業を15社ほど紹介してもらった。
自分で転職先を探すのには限界があり、スキルや経歴に合う会社の求人を瞬時に幅広く探してくれるのは転職エージェントの最大の利点だろう。

紹介された会社の求人には、企業の概要や業務内容、求めるスキルや待遇などが纏められていた。
これらの中から10社程度を目処に応募して、書類選考→1次面接→2次面接を経て、内定をいただいた企業の中から1社を決める。という流れになるらしい。

まずは求人の内容を比較検討し、申し込んでみよう!と思った企業10社へ応募してみた。

応募すると、応募した企業の志望順位を確認された。
書類選考後や面接の前後など、転職活動中、逐一確認された。

内心「ちょっとしつこくね?」と思うこともあった。

後述するが、志望順位はできるだけ正確に伝えておくことが大切だと、後で気づかされることになる。
さて、


書類選考結果
はっぴょ~



1社また1社と転職エージェントを通して選考結果が届いた。

残念ながら3社からは「今回はお見送り」の結果が届いた。
いずれも求められるエンジニア像が少々ハードルの高いものだったし、年齢的にも難しかったのかな・・・致し方なし。

だが嬉しいことに、4社からは「書類選考通過」のお知らせが届き、順次、1次面接の日程が通知された。
面接のタイミングは週に1社または2社受けるペースで、3週間程度に渡って面接が行われた。

ここでも驚いたのは、面接がオンラインであること。
今ってもう、

企業に赴いて、ドアをノックして、「失礼します」と言って、椅子に腰かけて・・・

っていう面接じゃないのね・・・


時代は変わった



転職エージェント登録から1ヵ月。
10社のうち7社から書類選考結果が届き、4社が書類選考を通過した。

面接対策 自身の強味とは?

1次面接の日程が決まると、キャリアアドバイザーから面接対策を施された。
面接において企業からよく質問される内容を中心に、実際の面接を想定した模擬面接を実施してくれるのだ。もちろんこれも無料。

模擬とはいえ緊張する。

事前に、だいたいどのようなことを質問されるのかを教えてもらってから臨んだ模擬面接だったが、ある質問でフリーズしてしまった。



「あなたの強味は何ですか?」



言葉に詰まって全く言語化できなかった

ギブアップして、次の質問に移ってもらった。
職務経歴書の自己PRもそうだったが、自分の強みを言語化するのってこんなにも難しいものなのか!?と驚いた。

これが本番の面接だったらと思うと、


ゾっ


とした。
というわけで、次回の模擬面接までに自身の強味とはなんぞや?と考え抜いた。
学歴も資格も無いのだから、これまで現場で積み上げた経験と実績を武器にするしかないと悟り、それを言語化してみた。

こうして迎えた2度目の模擬面接では、キャリアアドバイザーから太鼓判をもらい、自信を持って企業の1次面接に臨むことができた。

そういえば、キャリアアドバイザーは、一度も悲観的な言葉を口にしなかったように思う。
おかげで、自信を持って面接に臨むことができ、本番では言葉が詰まることは一切無かった。
また2社目、3社目と回を重ねるにつれて徐々に慣れてきて、割と自在に喋れるようになってきた。
そして、いよいよ第1志望の面接に臨んだ。
結果は、



最悪だった🤮



ボクとしてはつ上のキャリアにも機会があれば挑戦したいとの思いで伝えた言葉が、先方にはその業務を軽んじているかのように聞こえてしまったのか、なんだか会話が嚙み合わなかった。

発言についてなんらかの意図で試されたのか?いずれにしても、先方の思惑には沿えなかったようで、案の定、即日「お見送り」の通知が届いた。

第1志望ではあったが、不思議と後悔や残念な気持ちは無かった。
ありのままぶつかって話が合わなかったことで、自分に合わない企業であることがハッキリと判ったので、むしろ選考すべき企業を1つ絞り込めてスッキリすることができた。

転職フェーズが合わない?

少し話が遡るが、実は、1社目の1次面接を終えた頃、こんなことがあった。

当時、書類選考通過した4社のうち1社から面接日程がまだ通知されていなかった。
また、転職エージェントから紹介いただいた企業以外に、自分で別途申し込んだ企業があったので、キャリアアドバイザーに報告した。

すると、

「ひょっとすると、面接日が未定の第1志望の○○社さんと、ご自分でお申し込みされた企業様では、転職のフェーズが合わないかもしれません。」



へ?



実は、面接を済ませた1社目の企業が、1次面接で早くも内定を出してくれたのだとか。
それは嬉しいことなのだが、いただいた内定を承諾するまでの猶予が1週間程度なので、これから面接を受ける企業の選考時期によっては、複数社の内定通知書(雇用条件)を比較検討することが難しくなるのだ。

要は、ほぼ同じタイミングで選考が進む企業でなければ比較検討できないということだ。
面接時期や結果が出るのがあまりに遅い場合、1社目の内定は蹴らなければならない事態も想定されるというのだ。



なんだよそれ~💦



ということは、
10社申し込んでも10社比較検討できるとは限らないのね。。

幸い、転職エージェントさんが調整してくれたのか、1社目の正式な内定通知は少し時期をおいてから通知されたので、4社目の企業の選考結果まで同じフェーズで検討することができたが、転職フェーズと言うものがあることは気に留めておきたい。

怒涛の面接ラッシュ

キャリアアドバイザーとの面談は、土日祝日でも対応可能だったが、企業の面接については当然だが、全て平日で調整された。

大抵は業務終了後の時間帯で、19:00~が多かったが、定時退社しないと間に合わないので仕事の調整が大変だった。
平日9:00~という面接もあったが、半休を取得して臨んだ。
そして、二次面接も入り込んでくると、いよいよ連日スケジューリングされる日も出てきた。
正直、


もう
無理ー!



しかし先ほどの転職フェーズの話もあるので、あまり後回しにすることもできない

ただ、どうしても仕事の調整が厳しく、志望順位の低い企業に対して1度、リスケをお願いしてしまったことがあった。
するとやはり、同じ転職フェーズのうちにリスケされることは無く、そのまま辞退することになってしまった。
志望順位が低い企業だったから良かったものの、これが志望順位の高い企業だったら、理想の転職活動にはならなかっただろう。

転職フェーズを合わせるためにも、志望順位はなるべく正確に伝えておくことが大切だと、この時悟った。できればこのあたりを、最初に説明いただきたかったというのは、感想としてはある。

求められる人材とは?

40代後半の高卒、資格無しプログラマーのボクだが、今回の転職活動で、どの企業の面接でも共通して聞かれた質問がある。


今後チームリーダーとして働く事や、若手の育成についてはどう考えていますか?


エンジニアの中には、他者への関わりよりは、自身の仕事を突き詰めるスペシャリストと言われるタイプの人も少なくないようだ。また、自身の作業をこなしながら、若手の育成にも時間や労力を割くことは大変だろう。
なので、この辺に難色を示す人は少なくないようだ。

ボクは現職でもメンバーのフォローやサポートをする立場にいたので、具体的な実績を添えながら前向きな回答ができた。
また、


自身が考えるリーダー像は?


という質問もあった。

能力の高いエンジニアなら、自らが中心となって、チームを牽引していくような頼もしいことも言えたのだろうが、ボクは全くそういうタイプではないので、背伸びせずに自身の経験を通して考えを述べた。
メンバーの力(特性)を借りながら皆で課題を解決しチームを運営していければ、という趣旨の回答をしたところ、共感を得ることができた。

その会社のために、自分に何ができるか?を考え、誠実に話すことが肝要かと思った。

また、こうした面接での質疑応答は、社会人としての自身を見つめ直す貴重な機会になった。仕事へ向き合う姿勢が、ひとつ上がったような気がする。

こうして、怒涛の面接ラッシュを終え、計7社の選考が済み、最終的に3社から内定をいただくことができた。
この時点で面接日程が未定だった残りの3社については、転職フェーズが合わなかった。

40代後半、高卒、資格なしプログラマーの転職は、もっとシビアな結果になるのかな~?と思っていたが、これまで培った経験や実績と、より責任のある立場にも前向きな姿勢を示すことで、必要としてくれる企業はあるようだ。

内定通知書

さて、内定をいただいた各社から転職エージェントを通して雇用条件が記載された内定通知書が届いた。

面接時に転職活動の状況を訊かれることがあるが、他社ですでに内定をいただいていることを伝えると、比較検討できるよう早めに雇用条件を提示してくれたりする。

どの企業も魅力的であったが、最終的には、頭一つ抜きんでた条件で、こちらの希望を汲んでくれた企業があり、ほぼ即決でそちらの企業の内定を承諾した。

現在の年収から、まさかの提示をいただいた。



100万UP



「果たして自分の市場価値は?」と思って始めた転職活動だったが、予想を大きく上回る結果となった。これでだいぶ生活に希望が持てる。

内定を承諾すると、他の企業については転職エージェントを通して辞退となる。
自分で申し込んだ企業については自分で辞退の連絡を入れた。

さて、これまでを振り返ってみると、内定承諾までの所要期間は以下の通り。

登録から履歴書、職務経歴書の執筆や面接対策に1ヵ月。
10社への申し込みから書類選考で絞られた4社の面接を経て、内定をいただくまでに1ヶ月。


約2ヵ月で、転職活動に結論が出た。


より高いキャリアやスキル、資格があるなら、更に高条件の転職が可能であることは言うまでもないが、前述の通り、学歴や資格の不足も、これまで積み上げた経験や実績を武器に臨めば、40代後半でも、まだ必要としてくれる企業はあるようだ。

現状の待遇に疑問や行き詰まりを感じているのなら、思い切って転職活動してみるのも新たな活路を見出す一手かと思う。

退職と入社時期

これで転職活動は終わり?
内定を承諾すると、キャリアアドバイザーとの連携は劇的に少なくなる。
というか、



パッタリと無くなる。



吉沢亮似のキャリアアドバイザーとも、もう話すことは無いのか~と思うと、一抹の寂しさを覚えるが、まだ転職活動が終わったわけではなく、入社して働きはじめるまでが転職である。

この後は、いよいよ入社手続きを進めることになる。

面接では、
「もし入社いただける場合、いつから来ていただけますか?」
と質問される。

ボクの場合、現職におけるお客様先での業務の引継ぎに時間を要しそうだったので、キャリアアドバイザーとの面接対策時に「半年後くらい」ってどうですか?長いですかね?って訊いてみた。

すると、長くてもだいたい3か月くらいが相場ですとの回答だった。

そんな相場があるのか・・・。
そういうことも転職エージェントに訊かなければ、知らないまま面接を受けて、「半年後」とか平気で言い放っていたに違いない。

相場ってことは、一般的に業務の引き継ぎに十分な期間なのだろうと、3ヵ月後に入社する旨で伝えた。

さて、いよいよ自社へ退職の意思を伝える段階となった。
ちなみに、引き留めに合い、退職に難航するケースもあるようで、そういった部分も転職エージェントに相談できるらしい。

そんな不安も少しありながら、まずは自社へ退職の意向を伝えた。
長くお世話になった会社だっただけに驚かれたが、ご理解いただけた。
また、3ヵ月という引継ぎ期間が十分だったこともあり、現場レベルでも理解を得られ、お客様からも承諾をいただけた。



ふぅ~



転職における最大の山場?(いちばんドキドキした)を無事に乗り越えた。
後は、無事に引継ぎを終えて、新たな会社での新しい仕事に、肚を決めて臨んでいくのみである。

と思っていたのも束の間、お客様から声をかけられた。



転職後も、
ウチに来てもらえませんか?



まさかの
お客様からの引き留め



だがこれは正直、嬉しい引き留めであった。
自分などの代わりは他にもいるだろうと思っていたのだが、ありがたくもお客様からは一定の評価をいただけていたようだ。

転職先の会社もSES企業なので、転職すれば別のお客様先へ赴任することになり、新しい業務についてゼロからの出発となる。
もちろん、それを覚悟のうえでの転職活動であった。



ドラクエでも転職したら、
レベル1


それが道理である。

それがもし、転職後も現在の業務を続けられるのであれば、就業環境はそのままで雇用条件だけが大きく改善されることになる。
そんな転職が実現するとなれば、ストレスフリーのこれ以上申し分のない転職となる。

転職の結末(入社そして就業)

転職先の会社に、お客様からの打診について相談したところ、まず驚かれた。
そして、こう問われた。



ホントにいいんですか?



せっかく転職するのに、仕事が変わらないのは不本意ではないですか?とのことだ。
いや、ごもっともな心配である。

しかしボクの転職理由は、第一に収入と将来性の向上であって、今のお客様先での業務内容には何ら不満は無かった。
むしろ10年以上係わった仕事なので、同じ仕事で待遇面が改善されるのなら、それに越したことはない。

その旨を伝えたところ、転職先の会社とお客様の間で話をしていただけることになった。
とはいえ、必ずしも話が纏まるとは限らない。

そんな、どうなるか判らない状況は、現職を退職する間際まで判らず、なんだかソワソワしたままの状況が2ヶ月半も続いた。

幸いなことに、無事に話は纏まり、転職後も引き続き現在の業務を続けられることとなった。

もちろん、ゼロから新たなキャリアを積んでいくことも転職の良さの一つではあるし、大抵はそうなるものである。引き留められるまでは、そのつもりであった。

しかし、現在のお客様先で長年培った実績を捨ててしまうことには、いささか抵抗があったのも事実。
業務はそのままで、待遇面だけが大幅改善される転職となったことは、本当にありがたいことだった。

以上が、40代後半の高卒、資格無しのプログラマーが本気で転職してみた結果である。
当初、あまり成果は上がらないと決めつけていた転職だったが、良い意味で想像を裏切る結果となった。

新たな会社でも必要とされる人材に成長し、更なるレベルアップに繋げていきたいと思う。

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プロフィール

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40代、二児の父親です。 北国育ちで在住。寒いけど冬が美しいので北国が好きです。 思い出や、日常に思ったことを書き留め、それが誰かの何かの足しになったら、こんなボクの人生にも意味があったというもの。 「クスッ」としてもらえたら幸いです。

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