今や、M1やらM2 CPU搭載のMacが主流だが、ボクの MacはIntel製CPUを搭載したMacBook (Late 2008)。
Windowsも動く優れものだ。
14年も前の代物だが、メモリを増設し、HDDをSDDに換装して、なんとか現役続投中。
ただ、とっくの昔にAppleのサポートは終了している。
今回、サポート終了の憂き目に抗ってみたので、macOSのアップグレードまでの道のりを纏めてみた。
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- iPhoneを繋いでも認識しなくなった。
- Late 2008以降だが負けずに古い。
- サポートが終了している。
- でもまだ使いたい。
- OSを新しくしたい。
- 新しいPCを買う余裕がない!
愛用のMacが
背景
これまで、macOS Catalina 10.15 でMacBookを使用していた。
iMovieでの動画編集や、iPhoneや写真のバックアップが主な用途である。
そんなある日、iPhoneのストレージが満杯になったので、バックアップしようと、iPhoneをMacBookに接続した。
すると、見た目認識されているが、いつものように写真アプリへ写真を取り込めない。
なぜ!?
読み込みボタンを押しても、一瞬プログレスが表示されるだけで何も起こらない。。
ふと、思い出したのは、iPhoneのOSをiOS16にアップグレードしたこと。
おそらく、iOSとmacOSのバージョンの齟齬でMacBookがiPhoneを正しく認識できなくなったようだ。。
こうなると、問題を解消する方法は一つ。
macOSのバージョンをアップすること。
だが、先に触れたが、14年も前のMacBook (late 2008)は、すでにAppleのサポートが終了しており、AppStoreからバージョンアップすることはできない。
しかし、大変ありがたいことに、そんな非サポート難民を救ってくれる神様のような方々がいる。
実は、これまでも、何度か同じ状況に陥っているのだが、こちらをはじめとした数多の情報に、どれだけ救われてきたことか。
今回はmacOS Catalina 10.15より新しいバージョンにあげる必要がある。
さて、インストールできるのだろうか?
はたまた、インストールできたとして、まともに動くんだろうか?
結論
いきなり結論を述べさせて頂くと、
インストールすることが、
(catalinaからのアップグレード)
できたー
なんなら、ひとつ前のmacOS Big Sur 11 も
なんなら、ひとつ前のmacOS Big Sur 11 も
インストールすることが、
(クリーンインストール)
できたー
OpenCore Legacy Patcherのお導きの通り。
ありがとうございます。
ただ、いずれも、それなりに動いたのだが、さらっと使ってみた感じで以下の問題があった。
iMovieが使えない。
catalinaで使っていたバージョンはMontereyでは古いと判断され起動できず、最新版のiMovieのダウンロードを余儀なくされた。
ところが、最新版を起動しプロジェクトを開こうとすると、
落ちた。
それと、Safariの調子も悪い。
一部のサイトを閲覧しようとすると
「問題が繰り返しおきました」
のメッセージが表示され、サイトが表示されない。
この分だと、他にも細々と、不具合が存在しそうだ。
後者はGoogle chromeを使うことで回避できたが、iMovieの問題は、現時点では回避できず。
仕方がないので、CatalinaとMontereyを使い分けられるようにしたのだが、この件についてはコチラにまとめてみた。
ひとまず、Montereyへアップグレードする事で、iPhoneを認識し、iPhoneや写真のバックアップが可能になることが判った。
これでまたしばらく延命できた。
しかし、おそらく、これが最後の延命措置になるだろう。
OpenCore Legacy Patcherのサイトに、MacBook (Late 2008)は、macOS Montereyまでしかサポートしていない旨の記載があった。(コチラ)
すなわち、
現時点で最新のmacOS Venture 13以上へは、バージョンアップできないのだ。
macOS MontereyがiPhoneを認識しなくなる前に、新しいMacを買えるようになりたい。。
必要なモノ
ここから、macOS Catalina の入ったMacBook (Late 2008)を、macOS Montereyへアップグレードした流れを書き留めてみる。
必要なものは、インストールするMacの他に、USBメモリ(16GB)があれば良い。
Macに挿入した状態で作業を開始すればよい。
OpenCore Legacy Patcher をダウンロード
MacBook (Late 2008) に、macOS catalinaがインストールさている。
ここに、新しいmacOSを入れたい。
くどいようだが、Appleのサポートが終了しているため、AppStoreからのインストールはできない。
そこで、OpenCore Legacy Patcherからインストールする。
インストールは自己責任で。
必要ならバックアップを取っておくとよい。
サイト内の、下記のリンクからダウンロードする。
macOSをダウンロード
①ダウンロードしたOpenCore Legacy Patcherを起動する。
②下記画面で「Create macOS Installer」を選択。
③下記画面で「Download macOS Installer」を選択。
④下記画面で「macOS 12.6.1 ~」(macOS Monterey)を選択。
⑤プログレスが表示され、ダウンロードが始まる。
しばらく待つ。
インストーラーを作成
⑥ダウンロード終了で、下記画面が表示される。
ログインしているユーザー名とパスワードを入力する。
⑦下記の画面で「Flash Installer」を選択。
⑧下記の画面で「Install macOS Monterey 12.6.1~」を選択
※今ダウンロードしたmacOSが表示されている
⑨続いて、USBメモリを挿入済みなので下記の画面が表示される。
「disk2 - ~」と、挿しているUSBメモリを選択し、起動ディスクを作成する。
⑩下記画面では、再度ユーザー名/パスワードを入力する。
⑪USBメモリにInstallerが作成されるので待つ。
⑫Installerが作成されると下記画面が表示される。
「Install OpenCore to disk」を選択。
OpenCore Legacy PatcherをUSBメモリにインストールする。
⑫ビルドログが流れた後、下記画面で「Install to disk」を選択。
⑬下記画面で「disk2 - USB Flash Drive ~」(USBメモリ)を選択。
⑭お馴染みのユーザー名/パスワード入力
⑮下記画面が表示されたら「Reboot」を選択。
macOS Montereyをインストール
⑰起動画面でOpenCore Legacy Patcherアイコンの「EFI Boot」を選択。
⑱続いて、macOS Montereyのインストーラーを選択。
⑲下記画面で「macOS Monterey インストール」を選択。
⑳規約に同意し、インストール先ディスクの選択画面へ。
ここではCatalinaのインストールされている「Macintosh SSD」を選択してアップグレードする。
㉑インストールが始まる。
㉒インストールが完了すると無事ログイン画面へ。
いざログイン!
これでmacOS Montereyのインストール自体は完了したが、このままだと起動ディスク(USBメモリ)無しでは、macOS Montereyを選択できない。
なので、もうひと手間。
内臓ストレージにOpenCoreをインストール
㉔OpenCore Legacy Patcherを起動し、「Build and Install OpenCore」を選択。
㉕今度は「disk0 - ~」(Montereyの入ったストレージ)を選択。
※画像はdisk2のボタンが青くなってるが気にせず。。
㉖「disk0s1 - EFI - ~」を選択。
㉗お馴染み、ユーザー名/パスワード入力。
㉘処理が完了したら「Reboot」を選択。
以上で、macOS catalinaから、macOS Montereyへのバージョンアップが完了した。
残念ながら、先に書いた不具合もあるようだが、OpenCore Legacy Patcherと関連情報のアップデートを待てば、いろいろ解決していくのかもしれない。
複数のmacOSを1台のMacにインストールした報告はコチラ。
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